
コーチングとは
一言で言えば、「会話を通して、相手の目標達成をサポートするコミュニケーショの方法」です。スポーツ選手には、必ずコーチがついています。目標を持ってものごとに向かうと時には、一人よりサポートする人がいたほうが、より早く、より楽に、より確実に手にできる確率は高くなります。
コーチングは、学問として成立していません。言わば実践学です。心理学・行動理論・リーダーシップ理論・カウンセリングなどの利点を取り上げまとめたコミュニケーションの方法のひとつです。ですから、まとめ方も人それぞれです。コーチングは、多くのコーチング定義と理論を持ったコミュニケーションの方法です。
コーチングでは
コーチングでは、コーチはクライアント(コーチングを受ける人)が効果的に行動できるように関わり、焦点を絞り、あらゆる行動の選択肢を明確にします。同時にコーチはクライアントの現状とこれからの目標を明確にできるようにコミュニケーションを行って行きます。
クライアントは、コーチからコーチングスキル、コーチング的な関わり、コーチング知識のサポートを得ることで、クライアント自身の責任で意思を決定し、選択し、行動を起こし、成果を得ていきます。コーチはその関係を理解し実践しています。
コーチの役割
コーチ、とりわけプロフェッショナルコーチはクライアントのビジネスやプライベートの分野で、クライアントが最大限の成果を得るために、継続的な対等なパートナーシップを築きます。
そしてクライアントの生産性を高め、さらに質の高い人生を手に入れることをサポートします。
コーチはそのために、聞く、質問する、観察する、承認する、提案をするなどクライアントに応じた適切な関わりを持ち、クライアント自らが解決策や戦略を引き出せるように務めます。コーチはクライアント自身が持っている可能性やスキル、資源、アイディア、クライアントの人間関係、情報、行動力などを高める支援します。
コーチが具体的にすること
①相手の話に心から耳を傾け、安心して真実を話せる環境を整えます。
②100%相手の味方になり、その人が持っている無限の可能性とその人の持っている能力を信じてコーチングをします。
③クライアントが気づいたり、発想したり、アイディアを浮かべたりできるような、よく話を聞き、様子も観察し、承認するところは十分承認をし、クライアントの心に響く質問をします。
④時には、コーチからアイディアの提案をすることもあります。コーチング中、クライアントは、自分の声を聞き、考えを整理したり、納得したり、エネルギーが増幅したり、勇気が湧いたりしながら、行動を起こし始めます。
「世の中はなしたい人は一杯いますが、良く話しを聞く人はあまりいません」自分が思っていることや考えていることを聞いてもらうことによって次の行動が変化します。それが私達の人生の成功を左右します。コーチはクライアントがコーチとの会話から答えや、やる気を自ら引き出し、行動を促進させる関わり方が持てるプロです。
現在、人が関わるあらゆる場所で、コーチングは成果をあげています。それはビジネス、教育、医療、福祉、家庭、スポーツなどです。
社会変革を起している時代だからこそ人を活かし、行動の促進が図れるコーチングがもっと、もっとコーチングの輪が広まることを願っています。
今なぜコーチングが必要なのか
コーチングというコミュニケーションの方法はここ数年の間に注目され必要とされています。その理由を考えてみると、ひとつは、世の中の急速な変化が上げられます。とても早い変化に人がすばやく対応することが求められています。従来行われてきた物事への取り組み方では変化について行かれないのが現状です。人は時代に合った新しい対応方法を学ぶ必要性が出てきました。
自分のやり方に固執することなく、他の人の考えや方法を聞きながら、現状に合った物事の進め方を自分にあった方法を新しく創りだし、成果を上げて行くことが重要なポイントになってきました。その方法として、コーチングは成果を上げるコミュニケーションの方法として注目されるようになり、ビジネス界のリーダーやマネジャー、病院の管理職、学校の教員と幅広い人にこのコーチングは、求められるようになってきました。
ここで大切なことは、「コーチングの方法を導入すること」と、「コーチングを行う」ことでは大きく異なる点です。コーチングを導入することは、ビジネスの場では、個人やチームの発展や成長をサポートするために、管理職の人やリーダーがコーチングを活用することです。
コーチングを行うということは、コーチとクライアントが契約を結び、目標達成を目指して契約期間中、パートナーシップを組みコミュニケーションを図ることです。ほとんどの場合、具体的な数値目標や、成果を確認するための基準を事前に話し合い設定しコーチングは開始します。
コーチングを受けるということは、コーチを活用して自分を今よりもっと前向きにより良く生きるためです。コーチング・コミュニケーションを通して自分の目標を明確にし、充実した人生にするための自分への投資(贈り物)だと認識してスタートします。
宮崎順一の考える「個人を活かす」コーチング
コーチングとは、個人がより良く生き、自己実現できるようサポートするためのコミュニケーションのひとつです。"自己実現"とは、人生において目標に向けて自分の持っている能力を十分に発揮し、成果を上げ、問題や障害を乗り越え、人と共に伸び伸び自分の持っている力を発揮することです。個人の人生のあらゆる側面に焦点を当て、より充実した、よりバランスのとれた、そしてより味わい深い人生を送れるよう行動を起こし、学びを深めることに焦点を当てます。話をよく聴き、質問をして理解を深め、そして受け入れます。
このような双方向型のコミュニケーションによって、確かな信頼関係が生まれ"自己実現"のサポートをするコミュニケーションが、宮崎順一の考える「個人を活かす」コーチングです。